皆さんにとっての楽しいことって何でしょうか?
趣味や家族との時間、生活、仕事の方もいるかもしれません。
今日は、直接的には音楽に関係ないことを雑談を交えながら
ダラダラと書いてみようと思います。
最近(結構前からですね)、よく耳にする ”楽しいことを仕事にする”
という言葉がありますが
それはとても素晴らしい事と思いつつ
難しいなあ。と、とても感じています。
仕事にすることも難しいかも知れませんが
そもそも、楽しいことを継続すること自体が難しいと感じています。
今回は、そんなことを自分なりに深掘っていきます。
私は高校生からドラムを始めて、何となく楽しいなあと思いながら
今まで音楽活動を続けてきました。
地元が好きなので、何となく地元残るために看護の専門学校に入学しました。
音楽活動を続けながら無事卒業し、実家の近くに大きな病院があったので
そこに就職しました。
それなりに充実した毎日を過ごしていたのですが
やっぱり好きで楽しい音楽で仕事をして暮らしたいと思い、退職しました。
その後、地元が好きだとか言いつつも、都会は旅行で行ったりツアーで
回ったりする程度しか行っていなかったので
自分の知らない世界はどんなものなのか。
都会で生活をしている友人を訪ねて回ったり
バンド活動をしている友人のツアーサポートしてみたり、各所のカレーとラーメンを食べまくったり
自分とは違う状態の人や物の考え方を知るために
「都会ってどうなんですかー?」とインタビューして回っている感じで半年程、津々浦々回っていました。
実はその時、音楽をすることが楽しかったので
行くとこ行くとこの練習スタジオに行って
ドラムの動画をSNSにあげるのを日課にしていたんです。
たまたま、それを見た地元の人たちに「一緒にやってみないか」と
声をかけてもらえて(正確には覚えていませんが笑)
何となく都会に彷徨っていた自分の気持ちが鳥取に引き戻されました。
それからしばらく、鳥取で楽しく暮らすことって自分にとってどんなことだろう。
とも考え始めました。
経歴を書き始めたら少し長くなりそうなので、元に戻します。
その時に、やっぱり
鳥取いることと音楽に関わっていることが
楽しいと気付きました。
今、音楽をして教室をして鳥取で生活をさせてもらっているので、それが叶っているわけですが
でも何だか、楽しくなかったり窮屈に感じる時があります。
贅沢なことを言うな!と言われてしまいそうですが、窮屈に感じる以上良くないです。
身の回りの人を見たり、色々聞いてみると
嫌なこと(仕事などのやらなきゃいけないこと)は惰性で継続できるのに、好きなことをしようとすると続けられない。
という不思議な状態になっていることに気がつきました。
そして考えてみると、推測ですが2つほど原因がわかりました。
・1つ目は、”その行動の根拠は?お金になるの?タイパは?コスパは?”という資本主義のミーム
時間の流れが早い現代だからこそなのか…
大人になったからなのか…
何でも 〜パフォーマンスを優先してしまっている状態です。
・2つ目は、何かすごい物を作ってないといけない。〜をやっているから上手じゃないといけない。
みたいな、自分のことを省みることなく、調子に乗ってしまっている状態です。
なぜか、自分はできると思っていて
その結果はうまくいかず、落ち込み
せっかく良い趣味や楽しいことが出来ていたのに、だんだん周りの人と比べ始めてしまったり。
沢山練習してきたわけではないのに、なぜか落ち込んでしまいます。
最終的に、自信がなくなりセンスがないなどと、辞めていきます。
ほんとに両方あると思いますし、自分もそうでした。
よく考えれば、こういう邪念が全くなかった子供の頃は純粋に楽しかったです。
評価とか上手くなりたいとか、別に関係なかったです。ただ楽しかったです。
ここで一度、冒頭に戻っていただきたいのですが
やたらと”何となく”って言葉を使っていました。
今この時代に逆行しているようですが
大切な何かを忘れている感じ、楽しくなかったり窮屈な感じを払拭するには
この、”何となく楽しいなあ” という感情が大切な気がしています。
ここまで、楽しいことを継続するということについてダラダラと語ってしまいました。
考えてみると、空を見てスーと深呼吸したり海に行って泳いでみたり、山で自然を眺めたり
それと似ている気がします。理由はないけど凄く楽しいです。また行きたいって思います。
今の時代、何かに向き合ってしっかり難しく考えることが重要だと思ってしまいがちですが
意外とシンプルにやっていくことが根本な気がしています。
それが楽しいことを継続する極意ではないかと思います。
きっと良い未来につながると思っています。
私がやっているドラム教室も、そんな風に気楽に音楽ができる場所にしたいと思っています。
なんか少し恥ずかしいですが Rashicu という教室の名前には
”自分らしく” と “楽(ら)しく” という意味が入っています。
楽しくとは何か、自分らしくとは何か、と考えた結果
その人が楽しく継続できること が答えになりました。
私はドラムという物を使って
ドラムが上手になりたいとか、健康のためにとか、新しい趣味のためにとか
一口に、これを練習しなさいとマニュアルを提示すのではなく
一人ひとりの目標に合わせて楽しく継続する伴奏者になることを目標にしています。
私の楽しくない気持ちや窮屈な気持ちの話に立ち返ると
先生として何か特別すごい経歴があってスーパースターのような人望や
超絶技術を持っていないといけないと思っていましたが
そんなことよりも、今、目の前にいる生徒さんの気持ちや目標に寄り添い伴奏していく事が
何となく楽しいのです。これは仕事としてではないのです。だから楽しい。
これじゃあ稼げないとかお人好しとか言われるかもしれませんが
先ほどの話ように、この何となく楽しい気持ちを持ち続けて継続していくことが根本であると確信しています。
回り回って自分やみんなが幸せな状態が訪れる、これからの時代はそうなって欲しいです。おねがい!
考えが昭和でしょうか?(平成生まれですが…)
長くなったのでこれぐらいにしておこうと思います。
つたない文章でとても読みにくいと思いますが、最後まで、ありがとうございます。
自分の気持ちをこんなに長く話せる機会はないので楽しいです。続けていこうと思います。
ご興味ある方は、何となく覗いてやってください。